サイズ:53x46cm
素材:キャンバスに油彩
制作年:2013年
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作品について
自作の油彩画です。
2011年の原発事故に衝撃を受け、建物を建てられるようになろうと木造建築の職業訓練を受けました。
伝統的な技術に触れることはとても面白く、大工に憧れるようになりました。
それまで描いていた絵をカンナと交換したりして道具を集め、一念発起して大工に弟子入りしましたが、あっという間に辞めてしまいました。
ヤケになって沖縄に逃亡し、宿の近くの海を眺めているうちにまた絵が描きたくなり、言い訳がましく実家に帰りました。
しばらくして高校の美術の恩師と再会し、「大学を出たけど何者にもなれず、どうしても会いに行けなかった」と言うと、「それでいい。そのままでいい。」と熱く背中を押して頂きました。
この絵は、その時の熱が冷めないうちに指で一気に描いたものです。
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作者:宮内博史
国内外で絵の修行をして、絵と会話をするような感覚を掴むようになりました。
一方、感覚が開きすぎたようで双極性障害になり、展覧会を企画するのがすごく大変になってしまいました。
現在は自然豊かな佐渡ヶ島で暮らしています。
周囲が静かで、感覚を開いていても大丈夫なのが本当に助かります。
絵は見えないものを見えるようにする魔法のようなものだと思っています。
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